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マゼール＆クリーヴランド管／ベルリオーズ:幻想交響曲【1977年録音】

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『マゼール＆クリーヴランド管／ベルリオーズ:幻想交響曲【1977年録音】』はセカイモンで08c60bb7から出品され、257の入札を集めて01月07日 16時 52分に、1560円で落札されました。即決価格は1560円でした。決済方法はに対応。富山県からの発送料は落札者が負担しました。ＰＲオプションはストア、取りナビ(ベータ版)を利用したオークション、即買でした。

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ベルリオーズ
幻想交響曲作品14

指揮:ロリン・マゼール
クリーヴランド管弦楽団
録音:1977年

ベルリオーズがイギリスのある女優への熱烈な思慕を表した異色の交響曲が『幻想交響曲』です。恋人を表すモチーフが全曲を通して固定観念として用いられる手法は、のちのリストやフランク等にも影響を与え、その私小説的な内容ば、当時のフランス・ロマン主義を象徴する傑作といわれています。こんな交響曲を、ベートーヴェンの「第九」が完成されたわずか6年後に作曲したなんて、信じられないくらいです。100年先の未来から来た作曲家かも？

音楽評論家:宇野功芳氏
「ミュンシュの1967年に対して、マゼール盤はその10年後であり、音色がずっと鮮やかだ。指揮者の棒さばき、オーケストラのテクニックもベストだが、それでいて技術偏重に陥らず、音楽が豊かにあふれ、歌や情感や生命力に満ち、はなやかな効果もじゅうぶんで、まことに胸がすくような快演である。速いテンポもプラスとなり、第1、第2、第5楽章がことのほか美麗だ。なお、マゼールは同じオーケストラを使ってテラークに再録音(1982年)しているが、音が柔らかすぎ、僕はこの旧盤を採りたいと思う。」

このマゼールの旧盤は、一般的な名演とは少々趣が異なります。例えば、第４楽章や第５楽章ではずいぶんおとなしめ。テンポもはやい。怒り日など、地の底からの響きのようなものでもない。悪魔が跋扈するようなど派手で眩しい金管の音色とも異なる。確かに、この２楽章は少々ものたりなさを感じてしまうのは確か。でも、そんな価値基準ではないところにこの演奏も素晴らしさがある。まず、それぞれの楽器のブレンドが実に巧い。ベルリオーズの書いた管弦楽を非常に効果的に再現しています。そして、テンポは全体的には早めなんですが、決して一定ではなく、かなりの自由な緩急、それに強弱が加わり、その演奏はもう非常によく計算されているな、と唸ってしまいます。それぞれのフレーズが、緩急と強弱が変幻自在であり、それが実に効果的です。こののマゼールは天才肌の指揮者と言われていますが、これらの点からも、彼の才気が余すところなく現れている。

国内盤【廃盤】【希少盤】帯無し、盤面傷無し

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